超音波治療は多くのプロスポーツ選手の治療だけでなく、日常のケアやコンディショニングに使用されています。
超音波治療に期待出来る事は
・鎮痛効果（疼痛コントロール）
・筋機能改善効果（筋緊張緩和・関節可動域の改善）
・治癒促進効果（軟部組織修復）です。
超音波治療の作用機序は、器具先端の機械的な振動、〔1秒間に100万回（１MHz）～300万回（３MHz）〕による、①温熱作用、と、②音圧作用、です。
① 温熱作用により腱・関節嚢・瘢痕組織の膠原繊維（コラーゲン）の伸展を容易にし、可動域が増す効果が期待できます。
② 音圧作用とは、振動が体内に伝播（マイクロマッサージ）することで、マッサージと同様の実際的な刺激を組織に与えます。筋反射や関節反射を起こすことで筋緊張の緩和や関節腫脹の軽減が期待できます。
超音波治療器の特長は、軟部組織に治療効果が高いことです。
既存の電流療法等に加え、超音波療法をプラスすることで相乗的な効果が期待できます。
超音波療法にご興味がある方は、医師または理学療法士にお尋ねください。